生理検査・内視鏡検査

生理検査

心電図(ECG)

検査の概要・内容

非侵襲的に心臓の電気的活動を波形として記録する検査です。簡便な方法で不整、心筋梗塞、心肥大、電解質異常など様々な病気が異常波形として記録できます。

担当技師紹介

JHRS認定心電図専門士1名と循環器グループ担当者を含む臨床検査技師10名で対応しています。

検査の準備

食事は関係ありません。

検査時の服装は胸部と両側の手首、足首が容易に出せるような服装が好ましいです。

当院ではLGBTQsの対応を致しますので、遠慮なくスタッフまでお声掛けください。

検査の日程
午前
午後
予約方法

予約は必要ありません。

検査待ち時間は通常ではすぐに検査施行できます。

しかし診療状況によりお待たせする場合もございますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

よくある質問(FAQ)

Q1.心電図検査で何がわかりますか?

心臓の動きを波形で表して、不整脈や心筋梗塞、心肥大などの有無がわかります。

Q2.心電図検査は体に電気を流しますか?

流しません。身体に流れる微弱な電気伝導を利用しています。身体に影響はありません。

24時間ホルター心電図検査

検査の概要・内容

日常生活にて心電図電極と小型の検査機器を装着して、心電図を24時間連続して記録します。

担当技師紹介

循環器グループ担当者を含む臨床検査技師6名で担当します。

検査の準備

心電図電極と検査機器を装着します。電極シールをつける部位を拭いてから付けていきます。その電極シールは24時間付けた状態で入浴などの一部制限はありますが、日常の生活をしていただきます。検査記録中は行動記録用紙へ症状を含めた活動を記載していただきます。

装着日の翌日に再度来院された時に、行動記録用紙をご持参していただきまして、記録を確認後に検査機器と電極を外します。行動記録用紙と併せて解析評価します。

検査の日程
午前
午後
予約方法

予約制になります。

本館1階の外来予約センターまでお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q1.寝ているときにシールがはがれたりしますか?

外れないように電極の上から粘着保護テープを使用します。テープ装着部位が痒くなる場合もあり、手で電極をはずさないようにご注意いただくようお願いします。

Q2.携帯電話は使用していいですか?

結果に影響はありません。ご使用できます。

Q3.寒い時期は電気カーペットの使用は良いですか?

心電図波形に影響しますので、ご使用はお控えください。

血圧脈波検査(ABI/CAVI)

検査の概要・内容

両側の腕と足首にマンシェットを巻き、首元付近には心音センサーを装着して、手足の血圧を測定します。検査時間は装着を含めて10分程度かかります。

★CAVI:動脈硬化の指標となる検査で、血管年齢がわかります。

★ABI:ankle brachial pressure index(上肢下肢血圧比)といいます。下肢動脈の狭窄や閉塞を調べます。検査目的疾患はPAD(末梢動脈疾患)が挙げられます。自覚症状として足のしびれ、間欠性跛行などある方はご相談ください。

※禁忌疾患:上下肢の動脈瘤、紫斑病、皮膚疾患、末梢循環障害など

担当技師紹介

臨床検査技師7名で対応しています。

検査の準備

食事制限はありません。

検査時は両側の上腕と足首に血圧計マンシェットを装着しますので、寒い時期は厚手の上着を脱げる服装が好ましいです。

首元にセンサーを装着しますのでネックレスなどの貴金属類については検査時にご相談させていただきます。

検査の日程
午前
午後
予約方法

予約制になります。

本館1階の外来予約センターまでお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q1.何の検査ですか?

動脈硬化の指標となる検査で、一般的に言われている血管年齢がわかります。

Q2.痛みはありますか?

普段の血圧を測定する時と同じです。

呼吸機能検査

検査の概要・内容

スパイロメーターを使用して肺機能の評価を行う検査で、主に肺活量(VC)と努力性肺活量(FVC)を測定します。吸入薬を使用した可逆試験や、ガスを使用する残気量測定(FRC)や肺拡散能(DLCO)も行っています。目的として喘息や間質性肺炎などの呼吸器疾患における換気障害分類の評価になります。他に慢性閉塞性肺疾患(COPD)の評価として、モストグラフを用いた呼吸抵抗指数測定など呼吸器疾患に応じて検査を施行しています。

担当技師紹介

臨床検査技師11名で担当しています。

検査の準備

食事制限はありません。

基準値算定のために身長と体重を含む患者情報を入力して、検査は座位にて施行します。

鼻をクリップでつまみ、口にマウスピースを装着しますので、義歯の場合は検査担当スタッフまでお声掛けください。

検査の日程
午前
午後
予約方法

予約制になります。

本館1階の外来予約センターまでお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q1.検査前に喫煙してもいいですか?

喫煙すると検査データが正しく結果が出ない場合もありますのでお控えください。

Q2.食事してもいいですか?

食事制限はありませんが、口で呼吸をしますので口腔内に残渣物がないようにお願いいたします。

超音波検査【腹部・心臓・血管(頸部/下肢/上肢)・表在(甲状腺/乳腺)】

検査の概要・内容

超音波検査とは検査する部分に皮膚との密着度を上げるためのゼリーを塗り、プローブという機器を体の表面から臓器に当てて、超音波の反響を映像化する検査画像法です。非侵襲的な検査法でX線画像検査と違い、被曝の心配もなく検査できます。

検査範囲として腹部・表在検査では肝臓・胆嚢・脾臓・膵臓・腎臓・膀胱・生殖器・消化管・甲状腺・乳腺など各臓器の形態的性状評価などを中心に観察します。心臓検査は心臓形態と動きの評価・弁の評価など測定しながら観察していきます。血管検査では血管壁の評価や血流速度の測定を行ってプラークや血栓などによる狭窄または閉塞の評価を検査します。

担当技師紹介

超音波検査士3名、日本超音波医学会所属技師3名を含む臨床検査技師7名が担当しています。

検査の準備

【腹部エコー】

基本的に検査前の食事制限があります。また泌尿器領域まで観察しますので排尿時間の制限を設けています。お腹にゼリーを使用しながら検査を施行します。

【心エコー】

食事制限はありません。胸部付近にゼリーを使用して検査を行います。

【血管エコー(頸部/下肢/上肢)】

食事制限はありません。頸部は左右の首から鎖骨下領域までをゼリーを使用して検査します。

下肢・上肢は対象部位を中心に計測・観察していきます。

【表在エコー(甲状腺/乳腺)】

食事制限はありません。対象部位を中心に検査を行います。

検査の日程
午前
午後
予約方法

予約制になります。

本館1階の外来予約センターまでお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q1.腹部エコーは、食事制限はありますが、水分は取って良いですか?

水、もしくはお茶は飲んで構いません。量はコップ1杯程度をお勧めしています。

内視鏡検査

検査の概要・内容

内視鏡検査とは、先端に小型カメラを内蔵した太さ5~6mm(大腸カメラは約1cm)の細長い管を口あるいは肛門から挿入し、食道、胃、十二指腸や大腸の内部を観察するものです。胃カメラで嘔吐反射が強く検査に抵抗のある方は、鼻からカメラを挿入する経鼻内視鏡を受けることにより口からの検査よりも楽に受けられることがあります。

もし検査中に何らかの病変が見られた場合は、その一部を摘み取って顕微鏡で細胞を詳しく検査することができます。粘膜を直接観察するので大きさ数mmの小さな病変も見つけることができます。
胃がんも大腸がんも日本人が多く罹患する病気ですが、早期発見できればお腹を切らずに内視鏡で治療のできる病気でもあります。そのために、定期的な内視鏡検査の受診をおすすめいたします。

担当技師紹介

当院の内視鏡室は、検査担当医5名、看護師5名、検査技師6名(消化器内視鏡技師1名)で担当しています。

検査の準備

上部消化管内視鏡(胃カメラ)は、検査前日夜9時以降から検査を行うまでは何も飲食できません。ただし、水・お茶に限り検査の2時間前までは摂取しても構いません。お薬も検査前は飲まないでください。ただし、血圧の薬を内服されている方は、検査当日朝6:30までに内服しておいてください。

下部消化管内視鏡(大腸カメラ)は、前日夜7時までに食事を済ませ、夜9時頃にコップ1杯の下剤を飲みます。検査当日は朝食も薬も飲みません。ただし、血圧の薬を服用されている方は内服してください。検査開始2時間前から2Lの水薬を飲んで便を出します。検査終了まで絶食ですが、水・お茶は飲んで構いません。
詳細については、予約時に看護師から説明いたします。

検査の日程
午前 ※1 ※2 ※1
午後 ※2

※1 月曜午前・土曜午前は胃カメラのみ(第4土曜午前は大腸カメラ可)

※2 水曜午前午後は女性医師による検査です

予約方法

電話予約(代表℡096-381-2248)または来院されてからの予約となります