「意思決定支援」シリーズ学習会を開催しました

限られた入院期間の中で患者さんの希望をくみ取り支援していくためには、入院前・入院時から患者さんやご家族との対話を通じた意思決定支援が重要です。2025年度、意思決定支援の基本的な知識・スキルについて、くわみず病院では院内の緩和ケアグループの主催で職員を対象としたシリーズ学習会(全4回)を開催しました。


第1回:ACP(アドバンスケアプランニング)とは~理想と現実のギャップを埋めるためには~
ACPとは「どう生きるか・どう生きたいか」の話し合いです。「人生会議」とも呼ばれます。ACPのポイントや「きっかけ」をどう作るか、などの基本を学びました。


第2回:意思決定支援の流れを学ぼう
ACPのタイミング、その人を「知る」ことやそのための対話の大切さ、ACPを始めることば・切り出すことばなど支援の流れや具体的方法を学びました。


第3回:精神疾患・認知症がある患者の意思決定支援
疾患の特徴をふまえたACPのタイミングや支援のあり方を学びました。また、医師をはじめ多職種や退院後かかわった訪問看護師も参加し事例を振り返りました。最期まで患者さんや家族に寄り添った支援ができた事例でした。


第4回:人生の終末期にある慢性疾患患者の意思決定支援
心不全・呼吸不全・腎不全などの慢性疾患は、悪化を繰り返しながら徐々に進行していきます。病状に応じて「どのように生きたいか」「どこまで治療したいか」丁寧な対話を繰り返していくことが重要になります。


学習会参加者の感想を受けてACPパンフレットを作成しました。
「自分の両親や家族とも話してみたい」「会話のきっかけになるようなパンフレットがあれば」などの感想が寄せられました。入院をきっかけに「これまで大切にしてきたこと」「これから大切にしたいこと」を話すきっかけにできるパンフレットを作成し、外来に設置しています。是非ご活用ください。


今後も継続的な学びの場を設け、患者さんとご家族に寄り添う医療・ケアの充実を目指してまいります。