開放型連絡会・地域連携の会を開催しました!
8月29日(金)、くわみず病院の開放型連絡会・地域連携の会を開催しました。コロナ禍で長らく中止していたことから6年ぶりの開催となりましたが、当日は医療機関・介護施設29施設55名のみなさまにご参加いただき、当院グループ職員をあわせて総勢92名で交流を深めることができました。

第1部では、まず当院の財津翔医師(内科診療部長兼医局長)より「多職種で支える嚥下機能ー当院の嚥下機能評価と地域連携の工夫ー」と題して、当院の医療活動の取り組みの特徴を報告させていただきました。
患者さんの高齢化が進む中、生活における大きな楽しみである「食べること」を支えるための医療活動として、当院では近年、嚥下内視鏡検査をはじめとする嚥下機能評価に力を入れています。2025年度は、2024年度比で倍加して100件を超える嚥下内視鏡検査を行う予定です。

次に特別講演として、特定医療法人谷田会 谷田病院の藤井将志事務部長より「地域包括ケア時代の地域連携・地域づくり」と題して、病院がかかわる地域づくりの実践についてお話いただきました。
藤井事務部長は、谷田病院の施設の一角を利用して始まった、医療とは関係のないトランポリン教室がまちづくり活動の最初のきっかけだったといいます。その後、人口1万人を割る甲佐町での人づくりとして、学習塾、地域のお祭りへの協力、米作り体験、県外や海外の方々との交流活動を、地域づくりとして、古民家ホテル・レストラン・グランピング施設の運営、朝市・マルシェ・モルック・屋外シネマといった地域住民が楽しめるイベントの開催、地域産品の開発・販売など、多彩な活動に圧倒されました。ルールをつくらない公園づくりなど、計画中のもので魅力的な活動の紹介もありました。
地域の健康づくりのためには、医療とは直接関係のないイベントを開催して、健康に関心のない層への啓発を目指すという視点、社会課題解決への貢献だけでなく、「単純に楽しそうだから」、「楽しいことをしたいから」といった動機も歓迎し、病院やまちが多様な活動の場として機能することを重視している視点など、学ぶべきことがてんこ盛りでした。
特別講演をとおして、地域がなければ医療もないということを再認識することができました。

第2部は懇親会♪
乾杯のご発声をわかばクリニックの院長・片山貴文先生に賜りスタート!
一つの余興を挟んで参加者みんなで交流を深めました。


今回の余興は、”くわバンドfeaturingむたバンド”ということで、牟田内科医院の院長・牟田龍史先生たちとセッションさせていただきました(当院からは赤木正彦副院長(ギター&ハーモニカ)と福原明副院長(ドラム)が参加)。会場がとても素敵なハーモニーに包まれ、交流の場を盛り上げていただきました♬
今回の開放型連絡会・地域連携の会は、地域の医療機関のみなさまのご協力で盛会に終えることができました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。参加された皆様の交流を深める場になったのであれば幸いです。
今後とも、医療・介護連携をはじめ様々な連携を図り、それが地域づくりにつながり、ひいては地域の健康づくりにつながっていくことを願っています。
また次回ご参加ください!