- 松本 久(まつもと ひさし)
- 大阪市立大学医学部
- 虚血性疾患 カテーテル治療、
心不全、閉塞性動脈硬化症、腎臓病 -
- 日本心血管インターベンション治療学会専門医
- 日本循環器病学会専門医
- 日本内科学会認定内科医
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本医師会認定産業医
- 日本心血管脳卒中学会会員
- 日本腎臓病学会会員
- 日本透析医学会会員
- 日本糖尿病学会会員
- 日本プライマリ・ケア連合学会会員
- 赤木 正彦(あかぎ まさひこ)
- 鹿児島大学医学部
- 循環器全般、カテーテル治療、閉塞性動脈硬化症、
救急医療、プライマリ・ケア -
- 副院長
日本プライマリ・ケア連合学会認定医、指導医
日本循環器病学会会員
日本内科学会会員
- 副院長
心臓を養っている冠動脈の動脈硬化の進行により、動脈内が細くなってきて狭心症が発症します。また完全に閉塞すると、心筋梗塞になります。
薬剤治療と合わせて、細くなった冠動脈をカテーテルで拡張し、ステントを挿入して血管を広くする 治療を行います。 7割の患者さんは、手首の血管から局所麻酔で実施可能です。入院期間は、3日前後です。
心臓の筋肉が分厚く肥大し、心臓から血液を送り出す機能が低下する病気が閉塞性肥大型心筋症です。
心臓の中(左心室)の圧が上昇して心不全や重症不整脈を発症します。
これに対して、局所麻酔下にカテーテルによる治療を行います。心臓の出口の肥大した心筋を、100% アルコールにより焼却する治療です。
これにより、心臓の中の圧が、血圧に近づき、左心室の負担を 軽減します。
入院期間は、1週間前後です。
左心房と左心室の間にある弁膜が、僧房弁です。 僧房弁が、固く変形してくると弁の開口が悪くなり、左心房に血液が うっ滞し、さらに肺に影響を及ぼし 肺水腫になります。息切れ、心不全をきたすようになります。
外科的に僧房弁を手術する方法と、バルーンによる拡張術があります。 心エコーなどで、弁の状態を調べ、どちらの治療が良いかを決定します。 カテーテルによる治療は、入院期間は3日前後です。
下肢を栄養する動脈が、狭窄あるいは閉塞することにより 歩行時の下肢痛、さらに潰瘍や壊死を生じます。
特に、高齢者、高血圧、糖尿病、腎臓病、脂質異常(コレステロールなど)の方に、高率に発症します。
早期発見が重要です。まず、外来で簡単にできるABIという検査を受けます。上肢と下肢の血圧の比や血管の固さを調べます。それで異常が見つかると精密検査を実施 します。
完全閉塞を発症して潰瘍や壊死を起こす前に治療をすることが重要です。
下の左上のCT 画像に見られるように、 ピンポン玉のような大きな 脾動脈瘤があります。心臓血管外科から、カテーテルによる治療を依頼されました。
まず、ステントを挿入し、ステントの網目からコイルを挿入して、動脈瘤を塞栓しました。
これにより、動脈瘤内には血流が低下(造影してもコイルが見えています)し、瘤内の圧が 低下します。
また脾動脈本管は、ステントで血流が保たれます。(右下エコー) 脾動脈に限らず、各種の動脈瘤に応用できる方法です。
失神は、確定診断がなされない場合が多く、患者本人の不安が強くなります。また失神を繰り返しても、きちんとした治療方法を示されていないことが多く、さらに不安が強くなります。
失神の原因は、心源性、脳血管、てんかん等と、自律神経反応による神経調節性失神などがありますので、診断をつけることが大切です。それにより、治療方法が変わります。
まず外来を受信してください。リスクの高い、心源性・脳血管などの評価を実施します。