医師研修
くわみず病院は、初期臨床研修の協力型病院です。初期研修医が他の病院で臨床研修を1年間行い、2年目になると当院で「地域医療研修」や「内科研修」を行います。研修内容は、「予約外の外来で新規患者さんの診察」「訪問診療の同行」「神水・砂取地域住民に向けた保健予防講師活動」「救急車の受入」「病棟患者さんの治療方針など退院に向けたマネージメント」等を指導医と共に行います。
初期研修医の受け入れ実績
- ● 2025年度 健和会大手町病院 1名(予定)
- ● 2024年度 鹿児島生協病院 1名、沖縄協同病院1名、宮崎生協病院1名、健和会大手町病院2名
- ● 2023年度 沖縄協同病院1名、宮崎生協病院1名
- ● 2022年度 鹿児島生協病院1名


地域の保健・医療・福祉のネットワークを活かし、予防から急性期治療、リハビリテーション、在宅医療、全科におけるcommon diseaseの診療、必要なときは専門医にコンサルトする、これらの包括的医療が専門です。
くわみず病院は、「総合診療専門医」を目指す後期研修医=「総合診療専攻医」が在籍する「総合診療専門研修プログラム」の「基幹型施設」です。総合診療科は一つの科に縛られないため、総合診療専攻医は多種多様な疾患を学んでいます。また「定期の外来」を週1回、「定期の訪問診療」を週1回行います。経験を積む中で「臨時往診」に一人で行けるようになります。2025年度は「地域医療」とは何かを考える「地域診断」について取り組み中です。
※詳細は「●専門研修医募集要項」をご確認ください。
くわみず病院に在籍する医師は、後期研修医~上級医まで生涯にわたり講習会・研修会等に参加し、資格取得や自己研鑽を行っています。勤務中でも受講できるように勤務調整を行ったり、交通費・参加費等の援助を行うこともあります(病院が認めた場合)。仕事や育児中で忙しくても、研修し続けられるように支援を行っています。
当院在籍中に取得した実績
- ● 総合診療専門医1名、家庭医療専門医2名、プライマリ・ケア認定4名、認定病院総合診療医1名、認定内科医1名、総合内科専門医1名、内科指導医1名、日本睡眠学会総合専門医2名、日本睡眠学会指導医2名、ICD(インフェクションコントロールドクター)1名、呼吸ケア指導士1名、臨床心理士1名、産業医1名など
- ● 嚥下機能評価研修会1名、アルコール依存症治療指導者養成研修2名、ゲーム・インターネット依存症治療指導者養成研修3名、緩和ケア講習会2名、臨床指導医講習会2名、認知症対応推進医師(くまもとオレンジドクター)1名、医師向け人口呼吸管理基礎教育プログラム2名 など
専門研修医募集要項
3.病院総合診療専門医
総合診療医を取得後、病院内でさらに総合的な外来、病棟管理を行う研修。
【募集時期】 日本病院総合診療学会HPを参照
年1名採用予定
4.初期研修終了後、専門研修開始せずにもっと研修したい方
「希望の専門研修前に、別分野を研修したい」「実家の病院(クリニック)継承前に他院で修行したい」など様々な理由を応援致します。トランジショナルイヤーの受入実績2名あり。まずは、担当者までご連絡ください。
学会・研究会・論文
くわみず病院の医師による各学会、研究論文、シンポジウム、講演等の実績を掲載しています。
※下図は画面に収まらない場合、
左右にスライドしてご覧いただけます。
年度 | タイトル | 学会・研究会 | 氏名 |
---|---|---|---|
2023年 | 当院における女性の睡眠呼吸障害患者の検討 | 第47回全日本民医連呼吸器疾患研究会 | 池上あずさ |
2024年 | PET/CTで診断した大動脈病変を有する巨細胞動脈炎の2例 | 第28回日本病院総合診療医学会 | 大谷寛 |
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者特性に合ったCPAPモード選択の検討 | 第64回日本呼吸器学術講演会 | 池上あずさ | |
2025年 | 腹痛を主訴とし事前情報に乏しかった市販薬による急性薬物中毒の一例 | 全日本民医連救急・総合診療研究会第5回学術交流集会 | 大谷寛 |
認知症進行やてんかんと鑑別に苦慮した高齢発症神経精神ループスの一例 | 第30回日本病院総合診療学会学術総会 | 大谷寛 | |
肺高血圧症と心不全合併をきたした高度肥満症の一例 | 第30回日本病院総合診療学会学術総会 | 鋤先駿也 | |
市販胃薬の服薬により低K血症を呈した一例 | 第30回日本病院総合診療学会学術総会 | 高橋太朗 | |
典型的症候を⽰しながら診断に苦慮した悪性症候群の1例 | 第30回日本病院総合診療学会学術総会 | 出口菜摘 | |
性差を考慮した女性OSAの特徴とPSG検査のフェノタイプによるCPAPのモード選択 | 第65回日本呼吸器学会学術講演会 | 池上あずさ | |
閉塞性腎盂腎炎に対して抗菌薬投与で保存的に治療を行った場合の増悪リスク因子の検討 | 第16回日本プラマイマリ・ケア連合学会学術大会 | 出口菜摘 | |
女性SASに特化した日本独自の問診表構築とPSGとの比較検討 | 日本睡眠学会第49回定期学術大会 | 池上あずさ | |
SASに合併する過眠症~CPAP使用者の自覚的残遺眠気に対するPSG及びMSLTの検討~ | 日本睡眠学会第49回定期学術大会 | 池上あずさ |




担当者より
ライフステージに併せた研修内容を実践中。まずは、病院見学からお待ちしております。
見学のお問合せ
くわみず病院 TEL(096)381-8743 kensyu@kuwamizu.jp 担当:迫田